標高差:303m
累積標高差:530m
兵庫県宍粟市
コースタイム:2時間02分
登り:59分
下り:58分
4月度から高速道路の割引率が悪くなり、もガソリンも値上りするので、遠くの山(中国山地)に行く予定だったが、天気が思わしくなく、いつ雨が降っても良い近くの山で誤魔化すことにした。
『宍粟50山』 道中、少しの変化があったが総じて面白くない山。
高峰
今日は天気が悪くて損した部分もあるが、やはり樹林帯による展望の悪さが一番、損していることだろう。あの大岩群が露岩で展望岩だったら、ぐっと高峰の評価は上がったと思うが・・・
〔34〕高 峰 (845m)
たかみね
草置城、展望台散策
例により、スギの樹林帯から始まる。この先に広い杣道があったのでそちらの方に導入されてしまう。
草木林道沿いには二つの登山口があるはずであるが、下側の登山口は見付けられずに通り過ぎてしまった。上側の登山口も表示が無く、見付け難かったが、草置城の対面とのことだったので、ここだろうとの目ぼしは付いた。駐車場が無いので登山口の前の路肩に車を停めて、9時52分に登り始める。
うっとうしいアセビ帯の登山道に戻る。一部花を付けているアセビもあったが、総じて花は咲いていない。
広い道はその内に狭くなり、崩壊帯に出くわす。これまで沢山あった赤いテープがまったく無くなり、道間違いの気がして来たので、右斜面に這い上がると、アセビ帯の中に登山道があった。
単調だった尾根道に岩峰が現れ出したが、樹木が茂り過ぎて迫力が感じられない。
雑木林の尾根道となり、雰囲気は良くなって来たが、展望はまったく利かない。
27分にて下側の登山口である”草木坂分岐”に着く。今回はこの登山道を使う予定は無し。
大岩の廻りを左廻りに迂回する。大岩の横ルートは斜度がきつく落葉で良く滑った。
これが露岩だったらと思うのだが・・・
この岩を最後にこの先からは岩はなくなる。
分岐からも大きな岩が出て来るが、周囲の樹林で雰囲気は台無
し。これが展望岩なら良かったのであるが、樹林で展望は無し。
ヤセ尾根の登山道が続くが、展望が利かないので雰囲気台無し。
ここも山頂と思い頑張るが、同じく尾根の端っこだった。
山頂と思い頑張って登るが尾根の端っこだった。
アンテナ残骸から先の登りも山頂と思い頑張ったが、これにも騙された。
路面は黒土でそこに落葉が堆積して登山道が良く滑るので、左の木立の
中を歩くことにした。
この手前にもアンテナの残骸があったが、ここにもアンテナの残骸が散乱していた。昔はこれがしっかりと建っていた様であるが、使わなくなったのであるなら、建てた者の責任で綺麗に撤去して貰いたいものだ。これは不法投棄と同じだろう。
4回目のピークも山頂ではなかった。勝手に騙されただけなのだが。
次のピークが山頂だろうと登って行くが・・・
緩やかな下りから登り返すと59分にて”高峰”(845m)に着い
た。例に寄って鼻に付く名山の文字が書かれた山頂標識があった。
4ヶ目のピークに見えた尾根の端からは緩やかに下って行く。
山頂からの展望は雨の降りそうな天気と黄砂で見通しは良くない。
周囲には兵庫の有名山が連なっている様だが、特定出来る山がないので同定は出来ていない。
北東に聳えるのは”大段山”(966m)か?
山頂からは南側に至る登山道がある様だった。
下山時に樹林隙間から見えた麓集落からは高度差を感じられる。
山頂で5分程休憩して下山に入る。
登り時に写さなかった、もう一つのアンテナ施設残骸放置場所。
肉眼では”氷ノ山”を見ることが出来たが、遠景と霞みで写真には殆んど載っていない。
野々谷集落への展望。
下山31分にて”草木坂分岐”に戻る。
大岩に戻り、登り時は左側から登ったので、右側から下山してみる。左側も困難な道だったが、右側も困難な道だった。
右側に廻りこみながら大岩を下から眺める。
アセビ帯に戻ると登山口はもう直ぐ。
下り58分にて登山口に戻り、対面の”草置城”を見る。が、殆んど見えていない。
再現された物であろうが、レプリカなのか?道の駅にありそうなトイレ程の大きさであり、これがレプリカサイズならお城とは呼べないだろう。扉に鍵が掛けられていなかったので中を覗いてみる。
登山口の対面に”草置城”への入口があるが、道路の向こうにに見えているのが”草置城”である。
”草置城”の裏から展望台に登る散策道があったが、252段の階段が続くらしい。まぁ、問題ないだろう。
内部は綺麗で、真ん中には囲炉裏もあった。二階に上がる階段もあったが、登山靴を脱ぐ必要があったので、二階には上がらず。
この階段が展望台まで続くが、殆んど、階段以外を歩いた。
展望台までは全て階段道だった。
眼下に”野々村”の集落を望む。周辺の山々は登ったことのある山が沢山あると思うが、さっぱり判らない。
10分程で”展望台”(602m)に着く。袋を被せられた目障りの物があったので、恐る恐る中を見てみると双眼鏡だった。
目の前は笠杉山〜段ヶ峰への縦走尾根と思われるが同定に自信無し。